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2011年11月27日 (日)

野田凪展

いつかの日曜日に相棒さんに誘われて、有楽町リクルートのビル1階で行われていた
野田凪展に行ってきた。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201110/g8_exh_201110.html

YUKIのPVとかフランフランの商品とかを手掛けていて
34才の若さで亡くなった天才と言われている人だよ、と説明を受けていたんだけど、
ふーん、要は奇抜でファッショナブルな人たちから愛されるものなんだよね、
ま、無料だしいっかー!っと思って会場に向かった。

入った瞬間にこのハンパンダにお出迎えされて、
うぉー、素直に可愛いと思った。

Img_1832

この垂れたほっぺに何かをひたすら望むでっかなオメメ、
そしてちょっと放心状態のようなこの半開きのお口。

可愛すぎる、にくすぎる、可愛すぎる、にくすぎる、
なんだかこの気持ちが交互に襲ってきたのでありました。

以前小川洋子さんの短編小説で、主人公が人魚をどこかでみつけてきて
家で飼うことになったんだけれど、あまりにも惹きつけられてしまって、
その場から離れることがだんだんできなくなり、仕事にもいかなくなり、
最後はその人魚の前で屍になりそうになる、もしくはなった?
というお話を読んだと、以前務めていた会社の先輩から聞いた。

なんとなく、このハンパンダ、
このお話にでてくる人魚に似てるなーと思った。

一見可愛らしくって害がなさそうに見えるんだけれど、
強く惹きつけるものがある。
この強く惹きつけるものって、一般的に良いものとされているような気がするのだけれど、
限度ってあるよね。
例の人魚のお話のように。

かくいう私はたまたまそのあとの火曜日も午前中が健康診断で
少し会社に行くまで時間がありカフェでボーっとしていたのだけれど、
あのぱんだチャンにもう一度会いたいと思い、その時は後楽園にいたにも
かかわらずさっそうと有楽町に向かってもう一度あのパンダの前で
ひざまずいたのでした。

降参。

ほかの作品も一見ファンタジーだったり、可愛らしいものだったりするんだけれど、
よーく見て!ちゃんと毒があるんだからね!
あなたは毒に耐えられますか?と挑発されているような…。

そう、ハマるのはいいけれどね、
毒に耐えられる体ありますか?と試されているような心地になった。

Img_1840

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野田 凪だったらどうするだろう

彼女が亡くなったのは、2008年9月7日だった。
その日は日曜だった。日曜と聞いたとき、なぜか
彼女の死をとても孤独に感じ黙ったことを覚えている。
あれからもう3年がたつ。

アーチスト気質の野田 凪が、会社の仕事として
広告をやることになったとき、広告ができるかなあと、
わたしを含め、まわりの人間は疑った。
広告はアートじゃないからさあなどと、したり顔して言った。
ところが凡庸な想像力を笑うように、彼女はできた。
広告がうまかった。アートと広告を摺り合わせるという
苦労も見せず、何かを取引みたいに譲歩してという
痕跡もなく、やすやすと広告表現にすることができた。
天才たちは、困難な問題の、最大の難関どころを、
ポンと、またはパッと、という仕方で乗り越えるのだという。
長嶋茂雄も、アインシュタインも。
野田 凪もそのような秘密のやり方を使ったのだろうか。

天空の野田 凪の展覧会をやります。
大震災のあと、鏡はくるりと裏返ってしまった。
わたしたちに映っているのはなんの景色だろう。
野田 凪だったらどうしただろうと思う。
それを彼女に聞いてみるための展覧会です。

(サン・アド 安藤 隆)
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野田凪:
両親は共にクリエイターで、1歳の時に映画や舞台や能を100本鑑賞させられたり、
色を想像する訓練のためにモノクロのテレビを見させられたりなど、独創的な教育の元に育つ。
女子美術大学付属高校、女子美術大学芸術学部造形計画デザイン科卒業。
広告代理店I&S、大貫デザイン、サン・アドを経て独立。
2003年に創作集団・宇宙カントリーを設立。
プロモーションビデオ(PV)、CM制作、CDジャケットデザインなど各種アートディレクションを手がける。
2007年にアーティストのマーク・ライデンと共同でファッションブランド「broken label」を設立。
2008年6月には第4回G-Star「Raw Nights」にて自作キャラクター『ニャンパン』の葬儀・告別式をアート演出した。

2008年9月11日ごろ、所属事務所のパルチザン公式サイトに、同年9月7日に急逝していたことが公表された。
同年9月18日に、野田が代表を務める「宇宙カントリー」公式サイトにて死去の事実が発表された。
宇宙カントリーでは、数年前に起きた事故の後遺症から用いた強い鎮痛剤誤飲による不慮の事故と発表している。
(Wikiより抜粋)
http://www.naginoda.com/

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